こそだて時々えいご

子育て・英語・海外の情報ブログ

【TOEIC】900点突破した私が行ってきた勉強法とおすすめテキストをご紹介!

こんにちは。

今回は過去TOEICを4度受け、900点を超えるまでに実践した勉強方法(リーディングパート)と使用したおすすめテキストTOEICの心構えなどについて紹介をしたいと思います。

 

初めての受験でもある程度の英語基礎力がある人や、スコア800点以上を目指す人が参考にしやすいかなと思います。

 

 

TOEICの試験概要

既にご存知の方は多いと思いますが、まずは簡単に試験の概要です。

 

リスニング 100問(約45分間)

パート1:写真描写問題

パート2:応答問題

パート3:会話問題

パート4:説明文問題

 

リーディング 100問(約75分間)

パート5:短文穴埋め問題

パート6:長文穴埋め問題

パート7:長文読解問題

 

TOEICに必要な3つの学習

TOEICを制するには大きく3つの学習があると思っています。
・単語や文法などの英語基礎知識の学習
・パート別の解き方などのTOEIC知識の学習
・解答スピードや時間配分など正答率を高める学習

どれもスコアを上げるためには必要な要素ですが、個人的に効率よくスコアを上げるためのそれぞれの勉強比率は以下だと感じています。
英語基礎知識3:TOEIC知識2:正答能力5

英語基礎知識もTOEIC知識も、解答スピードや正答率も上げるためには必要不可欠ですが、そこに時間を割きすぎて模試をおそろかにすると、当日のテストで最後まで解答できなかったという本末転倒の結果になります。

模試をやり込むだけで英語基礎知識やTOEIC知識は積み上げられるという意味でも模試の割合を高くする必要があると思います。
※初めての受験の場合はそれなりにパート別学習も重要なので十分な学習時間の確保が望ましいです。

 

私が行ってきた勉強方法

私が行ったリーディングパートの勉強方法は大まかに3つです。

・単語の勉強
・各パートの勉強

・模試の実施

 

試験の度、勉強方法はほぼ毎回同じですが、それぞれにかける時間や勉強量の比率を毎回変えています。

 

単語の勉強

あくまで私の考えですが、言ってしまえば単語が全てだと思っています。そもそも単語がわからなければ問題も理解できないし、解答もできませんもんね。

ですので自分の知らない単語の勉強は必須だと思っています。

 

しかし、だからといって前述のとおりTOEICの勉強で単語の勉強に重きを置くべきかというとそうではないと思っています。

私は各パートの問題集や模試をする中で出会った、わからない単語だけ自分でまとめ、覚えるようにしました。

 

単語帳を買って一通り暗記するのも手かもしれませんが、いかんせん私は単語帳自体が苦手(飽きてしまうから)というのと、TOEICに向けての勉強期間が十分に設けられているのであれば話は別ですが、TOEIC対策がたくさんある中で、単語帳学習は時間と労力の無駄な気がしており個人的には単語帳は購入したことがありません。

 

それに単語帳に載っている限られた単語ではなく、多くの問題を解き多くの知らない単語に出会うことが大切だと思います。また、多くの問題を解くことは、つまり解答スピードや集中力も養うことが出来ますよね。

 

各パートの勉強

書店に行くと、パートごとの問題集をたくさん見かけますが、私が愛用しているテキストは「イ・イクフンの極めろ!シリーズ」です。


韓国の著者のテキストですが、韓国は日本と同じぐらいTOEICがメジャーな資格で、力を入れている国の一つです。
そんな韓国で一番影響力のある英語のカリスマ、イ・イクフン語学院が出しているTOEIC対策テキストです。(韓国でもベストセラーのテキストだそうです)

 

リーディングの全パート対策でこちらのシリーズを使いましたが、このシリーズの良いところは、何よりもまず問題数が多いところです。それでいて文法などの解説も丁寧で良くまとまっています。

 

TOEICの話になると何度も言っているのですが、時間との戦いであるTOEICはとにかく問題数をこなし、問題に慣れ、解答スピードをあげる訓練が大事だと思っています。
その点でこのシリーズは解説と問題数のバランスがとても良いように感じます。

日本のテキストではあまり見ないぐらい問題数のボリュームがあり、心が折れる…という声もチラホラ聞きますが、ここでへこたれていては本番は乗り越えられません。笑

 

各パートとも、ダラダラと解かずに目標タイムを決めて解きます。

※何度も言いますが、問題が解ける解けないだけでなく、時間内に解けることが大事です。

 

答え合わせは、間違えた問題や自信がないけど正解だった箇所は解答をしっかり読み、わからない単語はきちんと消化するようにしました。

 

苦手パート対策

パート別の勉強をしたり、模試をしたりすると、自分の苦手パートが見えてきます。(あるいはTOEICの受験経験があれば結果通知から自分の苦手パートを知ることができます。)

 

私は苦手パートには、更にイ・イクフンの別シリーズである、「イ・イクフンの解きまくれ!シリーズ」を使用しました。
極めろ!が問題数をこなしながら解説を交え基礎から積み上げていくのに対し、解きまくれ!シリーズはその名の通り、とにかく問題数をこなして(問題数は当然、極めろ!シリーズより更に多い)、弱点パートを強化するテキストです。

解きまくれ!シリーズ全パート制覇は死ぬと思ったので、これは苦手パートの学習のみ使いました。

苦手パートを攻略するには、いろいろな観点からの考察と対策が必要です。
単語や文法の知識が足らなかったのか
速読力と問題を解くスピード感が足らず時間内に問題を解ききれなかったのか、などです。

文法などの英語基礎知識がきちんと身についていないのであれば、解説にボリュームがある問題集を試した方が良い場合もありますし、スピード感の問題であれば演習問題の量をこなして慣れるのが良いといった具合です。

どちらにせよ問題量をこなすのは、英語基礎力を上げる場合でも、様々な問題パターンに触れることができ、自分の苦手なパターンを把握できる万能の学習方法だと思うので、そういう意味でも解きまくれ!シリーズはおすすめです。

 

模試の実施

模試は試験前日に力試しに予行練習で解いとくか〜。というものではありません。

個人的には、TOEICの勉強で一番大事なのは模試だと思っています。

TOEICを制するにはTOEIC自体に慣れるのが手っ取り早いと思っています。

 

以前、別の記事でも書きましたが、TOEIC900点以上でも試験の時間はギリギリです。リスニングで集中力をすり減らした後、休む間も無く75分間というリーディングに突入し、集中力も体力もかなりキツイです。

なので、単語や文法うんぬんより、(もちろん単語も文法も大事です。)この100分間の集中力を養うのがポイントかと思います。

その他にもスピーディーな解答や判断力、わからない問題は諦めて次に行く決断力も必要です。

 

それらは各パートの解答の目標タイムを定めて、パート1から通しで解いてやってみる他ありません。

 

そして模試の答え合わせのときも、各パートの勉強のときと同様、丁寧に行い、ここでもわからない単語は消化します。

 

私は模試にはTOEIC公式のテキストを使用しました。
言うまでもなく公式のものが最も本番のテストに近く、信頼性があるので、模試対策で公式に勝るものはありません。

TOEICテスト 新公式問題集シリーズは旧式となるので間違わないよう注意して下さい。(「新公式」を「新形式」と思い込んで間違えがちです。笑)

新対応の公式テキストは一冊に2回分収録されています。
900点以上を取ったときは、試験2週間前からはほぼ毎日1回分の模試を解いていたので、計10回分ぐらい解きました。
ですので、公式テキストは全て解くのが望ましいですが、公式であるが故にお値段が少し高いんですね…。
一冊に2回分収録で税別2,800円です。

 

なので、もう少しリーズナブルに済ませたいという方は、「極めろ!ゴールド模試1000」がおすすめです。

実際に私も使用した模試テキストです。
極めろ!シリーズなので公式ではありませんが十分に信頼感もありますし、きちんと新形式対応の模試テキストです。
模試は5回分(200問×5の1000問)が収録されており、お値段なんと税別2,200円です。

イ・イクフンのシリーズ押しがすごいですが、やはり他の問題集に比べて問題量が多く、「量をこなしてレベルの底上げをしよう」という私の思想にピッタリなんですよね。

出来るだけ多くの模試を解くのに、公式テキストもやり尽くしてしまったという方にも、もちろんおすすめです。

ちなみに、もしTOEICの試験当日まで、十分な勉強期間を設けられなかった場合でもパート別対策や単語暗記などの細かい勉強よりも模試を最優先で、出来るだけ数をこなすのが一番いいと思います。


勉強するときに気を付けること

・解答の制限時間を設けて解く
演習問題はダラダラ解かず、解答時間をきちんと設けて、時間内に解くように訓練しましょう。
ダラダラ解いていてはせっかく良いテキストでも無駄に使っていることになります。

・付属のマークシートに解答する
テキストに直接マルをしたり、別の紙に選択肢を書くのではなく、練習の時点からマークシートに解答する癖をつけましょう。(TOEIC本番でも問題用紙にマークをつけたり線を引いたらなどは禁止されています。)
たかがマークシートと思いがちですが、侮ると本番でマークする場所がずれてパニックになることもあります。

 

私の勉強法の比率について

最初にTOEICを受けた頃は、単語や各パートの問題集に時間も勉強量も割いていました。

単語4:パート別4:模試2

ぐらいの割合でしょうか。

 

ですが、実際に受験してみて、そもそも集中力がもたないこと、いくら考えてもわからない問題を諦める決断ができず、時間が迫っているプレッシャーで何も頭に入ってこないことが印象的でだんだんと模試メインの勉強に切り替えました。

単語3:パート別(苦手パートのみ)2:模試5

というような感じです。

 

最後に

TOEICを受験される方はそれぞれのレベルがあり、どのパートが得意、不得意で、何に重点を置いて勉強するかなどそれぞれの勉強の仕方の好み、問題集との相性などがあるかと思いますが、何かの参考になることがあれば幸いです!