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子供も洋楽好きの大人も楽しい!セレブリティとコラボのセサミストリートおすすめ曲13選!

子供も大人も英語は楽しく取り組むが鉄則ですよね。

英語の歌を聴く(聴かせる)となると、子供には昔ながらの童謡、大人は洋楽というのが恐らく一般的ですが、それぞれの垣根を超えて子供も大人も楽しめるのがセサミストリートです。

 

セサミストリートの歌には「The Weels on the Bus」や「If You’re Happy and You Know It」などの定番の童謡(nursery rhymes)から、それぞれのキャラクターのテーマソングを始めとしたオリジナルソングもいっぱいあり、どれも楽しい曲ばかりです。セサミストリートの仲間たちの掛け合いも可愛くて癒されます♡

 

さて、本題に戻りますが、セサミストリートにはこれらの曲以外にも、有名アーティストとのコラボ曲もいっぱいあるのが、最大の魅力の一つです。

アーティストの素晴らしい歌声に合わせて、一緒に歌ったり踊る可愛いセサミストリートの仲間たち。

基本的に子供向けの番組なので、子供が学べる内容にアレンジされていたり、楽しめる演出がされていますが、それぞれの歌手の曲調が楽しめ、大人でも魅了されますので、親子で視聴するのにも最適です!

昔からある番組ですので、セレブリティとのコラボはたくさんあるのですが、今回はその中でも私のおすすめ13曲を紹介したいと思います。

 

身体を動かして楽しい曲

Usher’s ABC Song / Usher

「Yeah!」などのヒット作を持つアッシャーが歌うABCソングは、例えば、Aは「Move you Arm (腕を動かそう)」Bは「Bounce like a ball (ボールのように飛び跳ねよう)」のように、それぞれのアルファベットに関連する動きや体のパーツを動かして、楽しく体を使ってアルファベットが学べます。


Sesame Street: Usher's ABC Song

 

A New Way to Walk / Destiny’s Child

日本でも人気を博したデスティニーズチャイルドがコラボする「A New Way to Walk (新しい歩き方)」は、ただ面白い動きをしながら歩くだけの歌ですが心が弾みハッピーな気分になれます。

歌の前にエルモたちがわちゃわちゃと新しい歩き方を披露し合っているのも微笑ましいですね。


Sesame Street: "A New Way to Walk" with Destiny's Child

 

You’ve Got a Body / Ne-Yo

日本でも人気を博したR&BシンガーソングライターのNe-Yoが歌うこの曲は、リズムに合わせていろんな動きをする楽しい曲です。

テンポの早い曲なので、なかなかついていくのが難しいですが、とにかく体を目一杯に動かせればオッケー!リズミカルなので体が勝手に動き出します。


Sesame Street: You’ve got a Body (with Ne-Yo)

 

メッセージが刺さる番組オリジナル曲

Don’t give up / Bruno Mars

「Nothin’ on You」や「Just The Way You Are」など数々の名曲を持ち、多くのグラミー賞を獲得したブルーノマーズがコラボするこちらの曲は、タイトルの通り、「諦めちゃダメだ」というメッセージが込められています。

アコースティックギターのイントロと、ゆったりと心地の良いメロディー、エルモたちと動きをシンクロさせて歌う感じは、ブルーノマーズの有名な曲の一つである「The Lazy Song」のような感じです。


Sesame Street: Bruno Mars: Don't Give Up

 

What I am / Will.i.am

ソロとしても、ブラックアイドピーズのメンバーとしても、音楽プロデューサーとしても才能を発揮し、グラミー賞受賞経験も持つウィル・アイ・アムが歌うこの曲は、一言で言えば自尊心の歌で、自分のことを誇りに思い、自分には出来るんだ!自分は強くなれるんだ!というメッセージが込められています。

子供にとっても大人にとっても自己肯定感は大切です。この曲を聴いていると自分の気持ちが強くなるように感じます。

メロディーはポップな感じで、エルモたちと一緒にリズムに乗って、合いの手を入れたくなる曲です。


Sesame Street: Will.i.am Sings "What I Am"

 

B is for Book / Pharrell Williams

「Happy」などのヒット作を持ち、歌手としても音楽プロデューサーとしても、アメリカの歌のオーディション番組「The Voice」の審査員としてもマルチに活躍するファレル・ウィリアムスの歌うこの曲は「本はイマジネーション一つで椅子に座ったままどこへでも行けるし、何にでもなれる」という本を読む楽しさを、ファレルウィリアムスらしいアップテンポの楽しい曲調で歌っています。


Sesame Street: B is for Book (with Pharrell Williams)

 

Try a Little Kindness / Tori Kelly

シンガーソングライターのトリー・ケリーは日本でも大ヒットしたアニメーション映画「Sing」のミーナ(象)の声を担当し、素晴らしい歌唱力を披露した大注目の歌手です。

この曲は、小さなKindness(思いやり、親切)は、誰かを助けることができるし、自分も良い気持ちになれるという歌で、曲中に小さなKindnessがいろいろ出てくるのですが、「てんとう虫を優しく持ってあげる」とか「犬の耳を掻いてあげる」とかもありホッコリします。

この歌を聞いて子供と一緒に身の回りの小さなKindnessを見つけて実践しようと思いました。


Sesame Street: Try a Little Kindness (with Tori Kelly)

 

I Need a Word / Dave Matthews

過去にグラミー賞も受賞したロック歌手のデイヴ・マシューズが歌うこの曲は、「気持ち」についてです。

デイヴとグローバーはお互いに落ち込んだような気分ですが、お互いに理由は何故だかわかりません。この気持ちを表現するには言葉が必要だ、というカントリーミュージック調の曲です。

大人になってからも、漠然と悲しいや寂しい、それらにすらカテゴライズされないモヤモヤとした気分になることがあります。子供と接していても、まだ言葉や表現が豊富でない子供は上手くできずに癇癪を起こすことがあります。

大人にも子供にも気持ちを表現するのには、豊富な語彙力や表現力が大切だなと感じる曲でした。


Sesame Street: Dave Matthews and Grover Sing about Feelings

 

Just Like Magic / Sara Bareilles

「Love Song」や 「King of Anything」「Brave」などのヒット曲を多く持つシンガーソングライターのサラ・バレラスの歌うこの曲は、嫌なことがあって悲しい気分のとき、友情という魔法が嫌なことを吹き飛ばしてくれるという歌です。サラらしいパァーッと明るく光が差し込むような歌声とメロディーが素晴らしいです。


Sesame Street: Just like Magic (with Sara Bareilles)

他にも

・Ed Sheeran(エドシーラン)の「Two Different Worlds」

・Sia(シーア)の「S is for Songs」

・Pentatonix(ペンタトニックス)の「Pentatonix Counts to Five」

など

 

歌って楽しいパロディ曲

Don’t Know Y / Norah Jones

ノラ・ジョーンズの名曲「Don’t Know Why」のパロディ曲です。

本家は「I don’t know why I didn’t come」という歌詞で、遠くへ行ってしまう恋人に最後に会いに行かなかったことを後悔する曲ですが、こちらのセサミ版は、「I don’t know why Y didn’t come」という歌詞でノラが文字の「Y」と遊ぶ約束をしていたのに、Yが来なかったと悲しむ、哀愁漂うのに何故か面白い歌になっています。

 
Sesame Street: Norah Jones Sings Don't Know Y

 

What Makes U Useful / One Direction

ワンダイレクションのデビュー曲で大ヒット曲である「What Makes You Beautiful」のパロディです。

本家は自身を持てない可愛い子に向けたラブソングで、サビの最後の節が「That’s what make you beautiful (それが君を美しくする)」となっているのが、セサミ版はひたすらUのつく言葉を列挙していき、サビの最後の節が「That’s what makes U so useful それがUをとても便利にする」となっています。


Sesame Street: One Direction What Makes U Useful

 

Outdoors / Jason Mraz

ジェイソン・ムラーズの大ヒット作「I’m Yours」のパロディです。

本家は、僕の心は君のものだよと、とある子にベタ惚れしている曲ですが、セサミ版は外の世界の素晴らしさを歌うと同時に外に出て自然を感じて楽しむのを促す歌です。


Sesame Street: Outdoors with Jason Mraz

 

1234 / Feist 

iPad nanoのCMにも起用されていたので、聞き覚えのある方もいるかもしれません。

タイトル自体は本家と変わらずですが、本家は切ないラブソングであるのに対し、セサミ版は1234と数を数える歌なので、歌い方がよりやわらかい印象です。


Sesame Street: Feist sings 1,2,3,4

他にも

Alicia Keys(アリシア・キーズ)のFallin’のパロディ「Dancin’」

Katy Perry(ケイティ・ペリー)のHot n Coldのパロディ「Hot and Cold」

 

 

まとめ

いかがでしたか?可愛いセサミストリートの仲間たちとプロの歌声は子供も大人も魅力されます。

他にもたくさんのコラボ曲があるので、気になる方は是非チェックしてみて下さいね!

英語を勉強することについて知ってほしい8つのこと

これから英語を勉強しようとしている人、今現在英語の勉強に励んでいる人に知ってほしい8つのことを紹介したいと思います。

英語の必要性や、英語を学ぶ意義、英語学習で知っておいてほしいことなどです。

 

英語はこの先も絶対必要

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近年、Google翻訳を始めとした機械翻訳の性能はグンと上がり、海外旅行もポケトークなどのAI通訳機を持って行ける時代になりました。

機械が代わりに翻訳して喋ってくれるので、英語の勉強はもう必要ないでしょうか? ー答えはいいえです。

第一に、未だに機械が越えられない言語の高くて厚い壁があり、人間が話す言葉になるにはまだ時間がかかります。

第二に、今までより一層英語がハブ言語となり、英語格差が広がる時代に突入しているからです。

 

また、ウェブ市場調査サービスのW3Techsによる2020年3月の調査では、全ウェブサイトに対する割合は英語が1位の59.3%で、インターネット上の情報の半数以上が英語であることがわかります。

一方で日本は8位ですが、たったの2.4%でおよそ30倍も違います。2位のロシアですら8.4%です。

英語が出来ないことでどれだけの情報を得る機会を損失しているかは一目瞭然ですよね。いずれ翻訳されても翻訳に時間がかかるので、もはやニュースや映画もリアルタイムではありません。

 

始めるのに年齢は関係ない

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英語は幼少期に始めると音の聞き分けができる、吸収が早いなどの理由からいいという話はよく聞きます。

しかし、英語を始めるのに年齢は関係ありません。

私は中学時代はテストは赤点で、英語が大嫌いでしたが、高校で良い先生に出会い、そこから真剣に勉強し、英語添削の仕事をメインに、翻訳の仕事を頂けるまでになりました。

 

また、家族ぐるみで仲の良いインド人ファミリーの旦那さんは、日本人かと思うぐらい日本語が上手ですが、彼が日本語を学び始めたのも、20代です。

日本語は中国語などに並び、もっとも習得するのが難しい言語の部類ですが、彼のように大人になってから学び始めたり、また中には独学で学んでマスターする人もいます。

当然彼らは小さい頃から日本語のCDをかけ流して、日本語の絵本を読んで、日本語の歌を聴いて育った訳ではありません。

英語を含め、言語はその気になった時から始めて十分にマスターできるのです。 

 

英語は簡単

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日本人からすると、どうしても文字も文の構造の違う英語は、遠いもので難しく感じます。

しかし、英語は想像以上にシンプルです。

日本語の平仮名、カタカナ、漢字のように莫大な文字の種類があるわけではなく、シンプルなたったアルファベット26文字で、日本語を学ぶ外国人がつまづく助詞(は、が、の、に)は英語にありません。日本語ほどややこしい動詞の活用も、複雑な敬語もありません。

人称もいたってシンプルです。日本語の私、僕、俺、うちなども英語では「I」だけです。

 

私たちは日本語は自然に覚えて、難なく使っている母国語なので、実感が湧きにくいかもしれませんが、英語以外の外国語(ルーツが同じ、あるいは近いヨーロッパの言語など)をかじってみると、英語がいかにシンプルな言語か実感します。(今は何一つ覚えていませんが、過去にフランス語、スペイン語、ドイツ語を少し勉強したことがあります。)

 

英語はフランス語やスペイン語、ドイツ語みたいに名詞の性(女性名詞、男性名詞、中性名詞)によって冠詞を使い分ける必要もありません。(名詞に性があるのが不思議な感覚ですね)

英語は主語によって動作が変化するのは3人称単数のみですが、スペイン語はそれぞれの主語によって動作が変化しますし、ドイツ語は名詞の格変化も複雑です。

 

そして、先程のインド人の友達の例でもわかるように、外国人から見て難易度が非常に高い日本語でもマスターしているので、日本人が英語をマスターするのはとてつもなく高い壁ではありません。

 

サイレント・ピリオド

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英語の勉強を始めると必ずと言っていいほどぶつかるのが「全然上達していない」「全然英語聞き取れない」という挫折です。

 

しかし、言語習得には「サイレント・ピリオド (沈黙の期間)」というものが存在します。

赤ちゃんも生まれてすぐは言葉を話すことは出来ず、周りからの言葉のシャワーを浴び、インプット期間を経ることで言葉のコップが満タンになり言葉が出るようになります。

言語習得も仕組みは同じで、言葉のコップに水が溜まるまでに時間がかかります。

英語に触れる時間や量などの違いや、個人の能力にもよるので、一概にサイレント・ピリオドの期間は言えませんが、ハッキリ言えるのは、すぐには英語は上達しないということです。

 

なかなか上達しないな…と感じるときは、「今はサイレント・ピリオドなんだ」と一生懸命にインプットを重ねコップに言葉の水が溜まるのを辛抱強く待つしかありません。

そして一滴でも水が溢れ出したら、どんどんアウトプットしていきましょう。アウトプットすることで、また新たなインプットが得られ、ドボドボと溢れ出すほどのアウトプットが出来るようになってきます。

 

発音は気にする必要ない

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英語を学習するなかで、もう一つ挫折を生み出したり、落ち込んだりさせてしてしまうのが、発音です。

自分の発音が良くないから、恥ずかしくて英語が話せないという人もよくいらっしゃいます。

 

私自身も学生時代、自分の部屋で英語の教科書の音読練習をしているときに、姉が部屋にバンっと入ってきて、「なんか変な音聞こえるから何かと思った!」と言われて、発音が上手じゃないと恥ずかしいと思った記憶があります。

 

しかし、実際社会に出てみると英語を話すのはネイティブばかりではなく、非ネイティブの人が格段に多く、訛りのある英語を話す人ばっかりです。

しかし、グローバルで多様性が認められる世の中であるからこそ、英語の多様性にも寛容であるべきです。

 

そして、世界の非ネイティブは割と自身の発音を気にすることなく堂々と英語を使います。

そりゃそうです。母国語のイントネーションが残るのはごく自然なことですし何も恥ずかしいことではないですからね。

前述の日本語がペラペラのインド人の奥さん(彼女もインド人)は日本語が話せないので、英語で普段会話しますが、堂々とWednesday(ウェンズデイ)をウェドネスデイと言いますし、Cucumber(キューカンバー)をクックンバルと言います。


発音は教科書になぞらえると間違いと捉えられるかもしれませんが、これは単なる「違い」であり「間違い」ではないと思っています。

 

英語は単なるツール

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英語学習者に忘れないで欲しいのが、英語は単なるコミュニケーションツールの一つであるということです。

英語を話せるようになっても、相手の異なるバックグラウンドや意見を受け入れられない、自分の意見が言えない、日本や世界で起こっていることに無関心などでは、英語を話せても意味はないと言っても過言ではありません。

 

英語を勉強する大人も、子供に英語を勉強させようとする親も、英語という言語を習得することが第一目的となってはいけません。英語を勉強する目的はあくまで、世界で活躍するため、可能性を広げるなどであり、そのために、いろいろな人とコミュニケーションを取り、価値観や考え方、異文化を知ることが出来る、世界で起こっていることがリアルタイムでわかる、自ら英語の情報を取捨選択できるためのツールの一つが英語なだけです。

 

人生に彩りを与えてくれる

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そして、コミュニケーションツールである英語を使いこなせるようになると、人生か鮮やかなものになっていきます。

 

例えば、旅行へ行っても自分の言葉でコミュニケーションを取れると断然楽しいです。

日本人同士でさえもそれぞれに生い立ちや考え方、趣味などが異なり多様で面白いのに、このコミュニケーションを取れる人が日本人だけでなく世界に広がったら…想像するだけで楽しいですね。

 

いろいろな人と触れ合えることができればできるほど、興味や知識が広がり、とても彩り豊かな人生になります。

人とのコミュニケーション意外でも、前述の通り、インターネット上の情報が英語は格段に多いので、様々な分野で日本にはまだない情報を得られる可能性が高いです。

 

チャンスを広げてくれる

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英語を話せると、できる仕事の幅が広がるのは言うまでもありません。

私は趣味で水彩画をしていますが、数年前に国際交流サービスのCouchsurfingでホストし、今でも交流のある起業家の友達から、新ブランドのロゴとロゴデザインの仕事を頂いたことがありました。

これも英語が繋いでくれた思わぬご縁です。

 

また、チャンスが広がるのは自分自身だけではないこともあります。

私には息子がいるのですが、児童館で前出のインド人のママ友が出来ました。友達の輪は広がり、カナダ人のママ友もでき、私だけでなく息子も英語や異文化に触れられる機会が出来ました。

特にインド人ファミリーとはよく遊び、本格南インドカレーも何度かご馳走になりました。私たち家族にとって貴重な経験です。

 

まとめ

機械翻訳があってもグローバルな世の中に英語が必要じゃなくなることはないし、むしろ英語が出来ないと損になることもある。

 

・英語は他の外国語に比べるとシンプルな言語なので、その気になれば何歳から始めてもマスターできる。

 

・英語学習にはサイレント・ピリオドがあるので、ある程度の忍耐は必要。

しかし、発音などで挫折する必要は全くない。

 

・英語はあくまでコミュニケーションツールの一つであるが、これを使えるようになると、世界もチャンスも広がる。

 

皆さまが英語を学習するモチベーションになれば幸いです。

 

ネイティブにこだわりすぎる日本の英語教育。ノンネイティブ英語から学ぶ多様性

人種や宗教、ジェンダーなど様々なことが多様化し、認められる社会になってきましたが、「英語」はどうでしょうか?

英語の多様化

英語は世界共通語ですが、グローバル化に伴い、実生活あるいは実社会で触れる「英語」が多様化しています。

英語を話す人口はネイティブよりノンネイティブの方が圧倒的に多く、またそのノンネイティブの話す英語は訛りがある人がほとんどです。
ネイティブの中でも全員が全員、教科書のような発音であるはずはなく、訛りがある人も多くいます。(日本でも関西弁や東北訛りなどありますよね。)
なので教科書のような発音のネイティブ「以外」に出会う方が確率は断然高いでしょう。

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ネイティブ志向がもたらす弊害

英語を学習するとき、英語教材や英会話スクールなど「ネイティブ」を売りにしているところが非常に多く、また学習する側も、「ネイティブ」にこだわる傾向がとても強いように感じます。

特に幼児英語教育の場合は、脳の吸収が良い小さい頃にネイティブの発音を聞かせないと!と思う方が多くいらっしゃいます。


英語を勉強する(あるいは勉強させる)理由は様々でしょうが「外国人とコミュニケーションを取ること」「世界で活躍する、グローバル社会で生き残る」などが目的である人も多いと思います。

(昇格や受験などのために、とりあえずTOEICのスコアを上げたいだけの理由の場合もありますが。)

 

ネイティブの発音を聞き、それに近い発音で話せるようになるに越したことはないかと思いますが、日本ではどこかネイティブの話す英語が絶対的に正しく、ノンネイティブの話す訛りのある英語はダメというような風潮があるように感じられます。

 

多様性を受け入れられない

今までにもノンネイティブの話す英語を聞いて「すごい訛りが強いよね」「変わった発音だよね」と笑う人を何度か見てきました。本人は一生懸命話しているのに。

ノンネイティブが話す英語の訛りや表現には、その人やその国らしさが現れていることが多いものです。

しかし「英語=ネイティブの話す綺麗な英語」という固定観念が、英語の多様性、ひいては異文化を受け入れられない考え方を作ってしまうことがあります。

 

ネイティブの発音を手に入れても、ノンネイティブの発音を差別的に捉えてしまう思考も同時に備わってしまうようでは、肝心な、相手を理解する、受け入れるという異文化理解能力が破綻してしまい、外国人とコミュニケーションをとる、グローバル社会を生きるという観点では、英語が出来ても残念ながら意味がないと思ってしまいます。

 多様性を理解しようという風潮な割には英語の多様性は無視されがちです。

 

自分の英語を認めてあげられない

もう一つの弊害は、ネイティブの発音に捉われすぎて、自分の話す英語にいつまでも自信を持てなくなってしまうことがあるということです。

 日本人が話す英語も「ジャパングリッシュ」と言われる、日本独特の発音の英語になりがちです。

例えば「R」と「L」の使い分けや「th」の発音などもそうですし、日本語の発音には必ず母音がつくので、子音だけの発音を苦手とします。

ネイティブの発音に近くなるように努力することは全く悪いことではありませんし、むしろ良いことですが、外国人とコミュニケーションをとる、グローバル社会を生きるという観点では、ネイティブに近い英語を話すこと以上に大切なことがたくさんあります。

発音ぐらいで自信をなくしたり、遠慮したり、立ち止まる必要はないのです。

 

グローバル社会で必要な能力

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翻訳や通訳などの場合を除き、英語は正しい、間違いで判断するのではなく、伝わるかどうかが重要であると思います。

 

英語を話せることが、更に言うとネイティブに近い英語を話せることが国際人であるかのように思い込んでしまう方も少なからずいらっしゃいます。

しかし、英語という言語はコミュニケーションツールの一つでしかないため、相手の話を聞く力、異文化に関心を持ち、理解し、受け入れる力、自分の考えを伝える力などの方が大切です。

 

先程も述べた通り、ノンネイティブが話す英語には、彼らの国の文化などが影響する場合が多いため、英語の多様性を理解することは、相手や相手の国を理解すること、違いを受け入れる適応力にも繋がると思います。

 

心が通う英語が大切

例えば、以前紹介したインド人の話す英語「ヒングリッシュ」は独特な発音や表現がありますが大抵は理解できますし、自分の英語も恐らく日本人特有のアクセントが入り混じっていますが、きちんと通じます。

さらに、インド英語特有の単語「trice (three times のこと)」や、表現「I have a doubt (I have a questionのこと)」などを知ってからは、自分の学んだ英語に固執することなく、あえてそちらの表現を使うこともあります。その方が相手にとっては通じるのだから。

 

英語を勉強する人の中には、ビジネスで使うからという人も多いと思います。例えばあなたのビジネスが特定の地域に進出するのであれば、ネイティブ仕込みのビジネス英語だけでなく、その国の英語の特徴を学ぶのも良い方法だと思います。

例えばシンガポールでは、中華系の民族が多く語尾に中国語の「lah(ラ)=了」をつけて「〜だよ」というような表現がよく使われますし(例:OK lah! = OKだよ!)、文法も、主語などが省略されていたり時制が一致していなかったり、語順が違ったり、割と適当なイメージです。

現地の英語を少しでも知っていれば自分が常識だと思っていた英語とのギャップに苦しむこともありませんし、もし知らなくてもそこで学べばあなたにとって新しい発見、知識になります。使えるようになれば、現地の人とも距離が縮まると思います。

 

最適な勉強方法は?

ネイティブの英語も含め、いろんな英語に触れるのが効果的だと思います。

例えば、英会話は有名どころですと、DMM英会話やネイティブキャンプなどが世界100カ国以上の講師がおり、多彩な英語に触れられるかと思います。ネイティブ講師だけでなく、あえてノンネイティブ講師を選んでみるのも良いでしょう。

 

お金をかけずに、比較的安価に済ませるのであれば、例えば地域の国際交流センターに行ってみたり、こちらのブログでも紹介したことのあるCouchsurfingを利用するなども良いかと思います。

(※今は感染症対策のためにおすすめできませんが)

 

まとめ

英語の多様性は現代社会において、理解されるべき多様性の一つです。

英語学習というと、つい英語の発音だの文法だのに捉われがちですが、この記事を通して、世界の英語の多様性に興味を持ち、あなたの世界を広げるきっかけになれば幸いです。

 

機械翻訳があれば英語は不要? 機械翻訳の弱点と英語が必要な理由

グローバル化や教育改革により英語教育の需要が高まっている一方で、機械翻訳の進化による英語不要論をたまに耳にすることがあります。

 

結論から言うと、

これからも英語は必要です。

むしろ、必要性は増すばかりです。

 

機械翻訳の進化

私は普段、仕事している中で時々Google翻訳を利用することがあります。

2016年にリニューアルされ、かなり精度が上がりましたが、一昔前までは支離滅裂な翻訳をしてあまり使い物にならなかった印象ですので、開発者に敬意を払うと同時に感動しています。

 

Google社が保有する膨大な言語データから、この文章のときは、こんな訳になるという大量のパターンを学習させて、統計的に対訳を出しているため、Google翻訳が他社に比べてより自然な翻訳になるのも納得です。

長い文章や論理的な文章は、満足のいく翻訳結果でないこともよくありますが、日本語で省略されがちな主語も、英語の翻訳文では主語がきちんと入っていたり、文脈に合わせて最適な翻訳がされていたり、概ね理解できる翻訳になっており、かなり改善された印象です。

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機械翻訳の限界

機械翻訳の精度が上がったとは言え、統計的に一番最適な翻訳を出しているので、人間のように文章を理解しているわけではなく、また、言葉の背景や状況までを正確に汲み取って翻訳することが出来ません。

 

つまりそのような細かい部分は生身の人間しか正確に判別して使い分けられず、そこにどうしても機械翻訳の限界を感じてしまいます。

 

例えば、昨日(2020.3.28)の新型コロナウイルスのニュースを翻訳してみましょう。

『政府は28日、新型コロナウイルス感染症対策本部の会合を首相官邸で開き、国内の感染爆発に備え、今後の対応の指針となる基本的対処方針を決定した。対処方針に基づき、感染拡大阻止に全力を挙げるよう各閣僚に指示した。』

(時事通信ニュースより一部抜粋)

 

これをGoogle翻訳にかけると以下となりました。

『The government held a meeting of the New Coronavirus Infectious Disease Control Headquarters at the Prime Minister's Office on March 28, and decided on a basic response policy that would guide future actions in preparation for an outbreak of domestic infection. He instructed ministers to make every effort to stop the spread of infection, based on the response policy.』

 

かなり優秀です。

しかし、注目してほしい点が2点あります。

 

固有名詞の判断

まずは新型コロナウイルス」の翻訳です。

新型コロナウイルスは正しくここ最近出てきた時事ワードです。

「the New Coronavirus」でも決して間違いではありませんが、「COVID-19」とWHOが命名してからは、こちらを使うのが一般的です。

しかし新型コロナウイルス」という言葉を現在の社会状況を反映して「COVID-19」という固有名詞に置き換えるのは機械翻訳では到底不可能です。

 このように、時事ワードや固有名詞といったものは機械翻訳では上手く翻訳出来ないことが非常に多いです。

 

主語の判断

次に「対処方針に基づき、感染拡大阻止に全力を挙げるよう各閣僚に指示した。」の翻訳です。

 

 日本語は主語や目的語を省略しても文章として成立しますね。

まさしく、この文章は主語(「誰が」各官僚に指示したのか)が抜けた文章です。

Google翻訳では「He」が主語に当てこまれており、日本の首相は安倍総理、つまり男性なので「He」で合っていますが、Google翻訳は決して、この文章が日本の話であること、首相が安倍総理であることを理解して翻訳しているわけではありません。

恐らくこちらも何かしらの統計的に「He」と判断しただけです。

 

では、もしこれがドイツの出来事でメルケル首相の話であったら?

少し過去のイギリスの出来事でかつてのメイ首相の話であったら?

主語の「He」は「She」であるべきで、この「He」は誰なんだということになりますね。

※さらに細かい話をすると、ドイツの首相はPrime Ministerではなく、「Chancellor」と表現されます。

しかしこれも機械翻訳では判断して使い分けることが出来ません。

 

冠詞や単数複数形の判断

英語には日本語にはない冠詞や単数複数形の概念があります。

これらも、その文章の背景や状況に依存する部分が大きく、日英翻訳の場合、機械翻訳ではそこまで読み取れません。

 

例えば、
「私は犬を飼っています。」

という日本語では、その犬が何匹いるかまでは言及していないため、わかりません。

 しかし英語では

「I have a dog.」

あるいは

「I have dogs. 」

数えられる名詞であれば明確に単数形か複数形を表さなければなりません。

 

他にも、

「彼にレポートを提出してもらわないと。」

という英語を

「I need to ask him to send me a report.」と訳すのか

「I need to ask him to send me the report.」と訳すのかでは意味が異なります。

 前者の「a report」ですと、「何かしらレポートを一つ出してもらわないと」という意味ですが、

後者の「the report」ですと、「お願いしていた例のレポートを出してもらわないと」と明確なものを指しています。

 

単語のニュアンスの判断

言語は非常に複雑で、単語一つをとっても文脈によってニュアンスが異なりますし、最適な単語を当てこまなければなりません。

 

例えば、「私は夫にタバコをやめさせた。」という文章です。

「I made my husband stop smoking.」

「I made my husband quit smoking.」

日本語文からは、以上の二つの翻訳が考えられますが、意味は異なります。

 前者は、例えば、禁煙席でタバコを吸っていた夫に「一時的に」やめさせたニュアンスですが、

後者は、例えば、健康上の理由などから今後タバコを吸うことをやめさせたニュアンスです。

 

これも、機械翻訳では判断しきれないでしょう。

 

冠詞が不定冠詞のa/anか、定冠詞のtheなのか、その名詞は単数なのか複数なのか、どの単語を選ぶのか、これらは場合によっては英語の意味がとても大きく変わるにも関わらず、この細かなニュアンスが正確に翻訳されないと、誤解を生んだり上手く伝わらない可能性があるのです。

 

国や文化に依存する表現の判断

国や文化特有の表現なども、機械翻訳ですと直訳となってしまい、全く意味が通じない事態が発生します。

 

日本人数名と海外の方と食事をしているときに、その海外の方が何か面白いことを言って、日本人の誰かが「座布団一枚!」と言ったことがありました。

座布団一枚!は笑点という番組からきている日本特有の「いいね!」「面白いね!」という表現ですが、

これを機械翻訳にかけると「one cushion」と迷いなく直訳されます。

実際、その日本人の方も迷った挙句「give you a cushion!」のようなことを言われました。

しかし、想像通り、その文化を知らない海外の方は「???」となっていました。

 この場合は「Nice one!」「That’s a good one!」あたりが妥当な対訳でしょう。

 

これからの時代に英語が必要な理由

さて、機械翻訳の限界についての例をいくつか出しましたが、それでもこの先英語は100%機械翻訳頼りにできるでしょうか?

 

更なる英語格差が広がる

機械翻訳は、英語がある程度できる人にとって、一から自力で文を作る必要がなく、機械翻訳された文を元に手直しするだけで済む「お役立ちツール」という位置付けで、更なる効率アップの恩恵を受けるように感じます。

 

英語が出来ない人にも、もちろん役に立つでしょうが、より正確な翻訳になるように日本語文の入力も少しコツがいりますし、何より翻訳された文章の妥当性や正確性を判断出来ないのは大きなディスアドバンテージとなり、英語格差はますます広がるようにも感じます。

 

英語がハブになる

グローバル化に伴い英語はもちろん、中国語など他の言語に触れることもあるかもしれません。

 そんなときも恐らく機械翻訳が役に立つことになると思いますが、ここで是非知っておいてほしいのは、それぞれの言語の組み合わせのプログラムを作ろうとすると、果てしない数の組み合わせ(プログラム)が必要になるため、機械翻訳は英語をハブにプログラムが作られているということです。

 例えば日本語⇄中国語の場合も、表面上には見えませんが、日本語⇄英語⇄中国語という仕組みになっています。

やったことがある人もいるかと思いますが、日本語文を英語に訳して、それをさらに日本語文に翻訳すると、最初の日本語文とはかなりかけ離れた文章になることがありますよね。

日本語から英語以外の言語に翻訳しようとすると、英語を介しているが故に、まさにその現象が起こるのです。

 

でも、もし英語が出来たらどうでしょう?

英語⇄中国語でもし出来るのであれば、日本語⇄中国語よりも正確な翻訳が出るでしょう。

 

これから先、あなたがコミュニケーションを取る人は、必ずしも英語を話す人とは限りません。

 

まとめ

機械翻訳の進化により、英語不要論をたまに耳にしますが、英語が出来なくてもいい時代は来ないと思います。

これまでにも述べたように、むしろこれからどんどん必要になります。

 

それは、機械翻訳を使うと、翻訳する間の時間が会話のテンポを悪くする、人間同士の生きたコミュニケーションじゃないからという理由以上に、機械翻訳としての限界があり、翻訳文の妥当性や正確性に100%の保証がないことが大きいように思います。

 

日常会話や旅行先ではそんなに問題ないかと思いますが、ビジネスの場など大事な場面では、小さな翻訳ミスが大きな誤解や問題に繋がりかねません。 

せめて機械翻訳と上手く付き合っていけるぐらいの英語力はこの先も必要でしょう。

留学してた人こそTOEICは受けておかないと損してる

留学をしていたけど、TOEICは受けていないという人、よく出会います。

TOEICの点数で騒いでいるのは世界で日本ぐらいだし、ほぼ日本でしか通用しない資格だから受けても無駄だ。」

とか

TOEICで良い点なのと、英語を話せるのはまた別問題だから。」

と言う意見をよく聞きますが、正直めちゃくちゃ損してると思います。

 

それらの意見も一理あり、言いたい事はよくわかりますが、実際に英語力の基準としてTOEICの点数をまだまだ重要視している日本では、そのシステムに従わないと圧倒的に損なのです。

留学経験された方なら、英語に関わる仕事をしたいと思う方も多いと思いますが、TOEICがないことには土俵にも立てないのです。

(そして私の経験上TOEICも800点以上、もっと言うなら900点以上ないとさほどメリットはありません)

 

留学経験者という肩書きの弱さ

このご時世、留学したこと自体はそんなに特別なことではなくなっています。

実際、就活で留学経験者という肩書きであるにも関わらず苦戦する人は多くいますが、TOEICの高得点保持者はかなり就活を有利に進めています。

留学経験者というだけでは、英語のレベルが可視化できず、使う英語も日常会話英語が中心であるのに対し、TOEICはビジネス英語であり、英語のレベルが数値として可視化できるからだと思います。

特に新卒採用では、実務経験がないのは仕方がないことなので、純粋にTOEICの点数が高ければ高いほど有利です。

 

TOEICを持っていることの強み

英語を話せることも大切ですが、ビジネスでは情報を素早く正しく理解することがまず大切だと思います。

そしてその能力を証明できるのがTOEICなのです。

またTOEICは受けたことがある方はご存知だと思いますが、あの試験かなりの集中力と判断力を要します。
TOEICの高得点保持者は、英語のリスニング、リーディング力が高いだけでなく、集中力と判断力もあるのです。

 

留学経験者こそTOEICを受けてほしい理由

まず1つめに、仕事によっては応募要項にTOEIC◯点以上となっている仕事もよく見かけます。冒頭でも少し触れたように、こうなるとせっかくの留学経験があっても、残念ながら土俵に上がることすら出来ません。

私の友人でも、アメリカに2年留学していて英語は話せるのに、TOEICのスコアを持っていないがために門前払いを受け苦労していました。

 

2つめに、まだTOEICの点数重視な傾向がある中で、留学経験者の方は言わずもがなTOEICで高得点を取りやすいからです。

元々の語彙力はもちろん、努力でスコアアップが難しいリスニングにも強いからです。

 

TOEICは万能なのか?

TOEICの必要性を説いてきましたが、ではTOEICが万能の武器なのかと言うとNOです。

例えば転職などの中途採用では、TOEICの点数が高得点であっても必ずしも有利に働く訳ではない典型的な例です。

新卒採用と違い、中途採用では即戦力を求める企業が多いので、実務経験がものを言うようになります。いくらTOEICの点数が高くても実務経験がなければアピールとしては多少弱くなってしまいます。

 

だからと言って実務経験もなし、TOEICもなしだと状況はかなり厳しいことが予想されるのでTOEICを持っているに越したことはないですね。

 

以上から是非、留学経験者こそ今後のためにTOEICを受けることをおすすめします!

Couchsurfing徹底解説!登録から使い方、注意点やポイントなど

Couchsurfingの登録からでホストをするまでの流れや、ポイント、注意点などをご紹介したいと思います。

※今回は旅行者を受け入れるホスト側としての使い方を解説いたします!

 

 

Couchsurfingとは?

Couchsurfingは旅行者に宿泊先を無料で提供する世界最大規模の国際交流Webサービスです。

 自分が旅行者として海外でホストを探すときも、日本で自分がホストとして旅行者の受け入れをする場合でも、サービスの利用にはアカウント作成、つまり登録が必要となります(無料)。

 

アカウント登録方法

アプリをダウンロードすると「Join Couchsurfing」とあるのでそちらをタップしてまずはアカウント作成です。

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氏名、生年月日、性別、住んでる街の情報を入力し、「continue」を押します。

 

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メールアドレスとパスワードを設定し、同意(I agree)にチェックを入れたら、あっという間にアカウントの出来上がりです。

 

アカウント編集

早速「Profile」の編集をしましょう。

アカウント編集で、自分のプロフィールや、現在の受け入れの可否や受け入れの条件などを細かく設定することができます。

 

Account > Profile >画面右上の鉛筆マークで、編集画面に変わります。

 

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Status

現在のあなたの状況です。

Accepting Guests: 受け入れ可能

Maybe Accepting Guests: 場合により受け入れ可能

Not Accepting Guests: 受け入れ不可

Want to Meet Up: 会うのはオッケー

 ってな感じの4択から選択します。

 

About Me

あなた自身についてのプロフィールです。

趣味や、Couchsurfingをする理由などいろいろな欄がありますが、全て埋める必要はありません。

が、詳しく書いた方が自分のことがより相手に伝わりある種の信頼感が生まれるため、ホストのリクエストが来やすくなったり、逆に自分が旅行者の立場になっても自分が送るリクエストに反応してくれる確率は高まると思います。

 

Your Home & Preference

ホストする家や部屋についての紹介とホストする上での希望する事項です。

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 Preferred Availability 

希望の曜日があれば、チェックをします。希望しない曜日はチェックを外します。

※Accountトップ画面のHostingから、特定の日付を受け入れNGに設定もできます。

 

Request

I don’t want to receive same-day request = 当日のリクエストは受け取りたくない

I only want to host one group at a time = ホストするのは一度に一つのグループのみ希望

なので、希望する場合はタップします。

 

Preferences

Gender: ホストしたい性別

Kid-friendly: 子供OK

Pet-friendly: ペットOK

Wheelchair Accessible: 車椅子OK

Smoking is allowed: たばこOK

 をそれぞれ必要に応じて選択します。

 

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 Sleeping Arrangementsからは提供できる部屋を以下から選択します。

・Private Room(個人部屋)

・Public Room(共用部屋)

・Shared Room(共有部屋)

・Shared Sleeping Surface(同じベッド)

 

以下は必要に応じて記載します。

 

・ゲストに提供できることやもの

・寝場所の詳細

・ルームメイトについて

・公共機関について(アクセスのこと)

・追加情報

 

参考:私の場合

私の場合、ワンルームに住んでいたので、Shared Roomを選択し、寝場所の詳細にはスリーピングマットをお貸しします、と記載しました。

またリスク回避のためホストしたい性別を女性と設定しました。

あとは、最寄駅と最寄駅からの徒歩時間を記載しました。

 

これで最低限のアカウント編集は完了です!

 

「Get Varified」の必要は?

CouchsurfingのVerificationは、言ってしまえばお金を払って(6600円程)信頼性を証明するようなものですが、個人的な見解としてはこれをやる必要は全くなしです。

 

ゲスト(旅行者)をホストするまでの流れ

 ホストする人を見つける

①自分からオファーする

アプリ下部の虫メガネマークのSerchをタップすると自分のエリアにいる旅行者が出てくるのでオファーしたい人を選んで、Offer to Hostをタップします。

(プロフィールに未登録部分があれば、その箇所を登録してからでないとオファーできない場合があります。)

 

②旅行者からのオファーを待つ

これはもうただひたすらに待つのみです。海外に比べると日本のCouchsurfing人口は比較的少なめなので、主要都市や観光地近くであれば自然とオファーが来ると思います。

 

ポイント

・プロフィールをできるだけ詳しくいろいろ書く。

・自分の写真を複数枚登録する。

・多少英語が話せたら、Account→Profile→Overwiew→Languages I’m fluent inに英語を追加する。

※日本語のチェックは外す必要ありません。

→英語を話せる人口が世界に比べて圧倒的に少ない日本では、Speaks Englishが希少で、相手にとっても英語を話せる人の方がコミュニケーション面で安心なのでSpeaks Japaneseに比べると、比較的選ばれやすいです。

でも、英語そんなに上手じゃないし…と思っている方、そんな謙遜は不要です!
こんにちは、ありがとうが言えるだけで日本語話せますと言う自信家な外国の方もいますし、話せるか話せないかは誰も公式にジャッジできないので心配無用です。

メッセージのやり取りをする

ホスト候補の人が見つかったら、メッセージのやり取りをして調整をしていきます。

①ホストする日にち

いつ頃に何泊希望するのかを聞き、自分の都合と擦り合わせをして回答しましょう。

複数のリクエストが来た場合は日程が被っていないか確認します。

 

②待ち合わせ場所や時間

海外旅行者はwifiの関係でどうしても待ち合わせ当日は連絡がつきにくくなります。なので事前に待ち合わせ場所と時間は細かく確実に約束しておきましょう。

待ち合わせ場所は駅かカフェがおすすめです。
駅が良い理由は、
・駅にもよりますが比較的ゲストがwifiにアクセスしやすい。
・場所の細かい指定がしやすい。
例) ◯◯駅の1番出口の改札

カフェが良い理由は、
・ゲストがwifiにアクセスできる。
・万が一待つことになっても時間を潰せる。
※近くに同じカフェが何件もある場合は間違う可能性があるので注意が必要です。

 

③滞在中のリクエス

もし、滞在中にゲストがしてみたいことや、行ってみたいことがあれば聞いておきます。一緒にするかしないかは別としても、調べてあげたり、情報共有してあげると助けになります。

※余裕があればなので無理は禁物

 

④ホスト可否の判断

ホストのリクエストの日程が被ったり、リクエストが被らずとも、この人をホストするのは不安だな…と思った場合は断る必要があります。無理をしてホストする必要は決してありません。

 

ポイント

①他のSNSアカウントを教えてもらう

Couchsurfingだけでのやり取りで判断するのが不安な場合は、お互いの信頼関係のためにもfacebookInstagramのアカウントを教えあうのがおすすめです。

そこからその人の人柄などを探ることができます。

 

当日について

①待ち合わせ時間には遅れて来ると思おう

海外の方にとっては、土地や言語はもちろん電車やバスの乗り方など、わからないことだらけです。

ですので、たとえ余裕を持って行動をしていても迷ってしまったりして約束の時間に遅れてしまうことはしょっちゅうあります。

私もこれまで15名程ホストしてきましたが、9割約束の時間に会えたことないです(笑)

相手も悪気はないので、焦ったり、急かしたり、イライラせず、よくあることだ、仕方のないことだと思って大らかな気持ちで待ちましょう。

 

②ドタキャンはしない

これは言うまでもありませんが、ドタキャンは失礼極まりないです。

緊急でどうしようもないドタキャンは仕方がないとしても、軽い気持ちでのドタキャンはやめましょう。

私がこれまでホストした方の中にも、ドタキャンされて急遽新しいホスト先が必要になったと言う方が2〜3名いました。

知らない土地でそれだけでも不安なのに、急遽宿がなくなった彼らは体力的にも精神的にも疲れ切っていました。

 

③一緒に過ごす時間を楽しもう

会う前は、どんな人だろう?とか、初対面だし、上手く話せるかな…と少し不安と緊張がありますが、そう思えるだけでも十分相手を迎え入れようとしている気持ちの表れだと思います。

日本に来てどこへ行ったり、どんなことをした?日本料理は何が美味しかった?何か面白い発見はあった?など今回の旅行についてや、普段は何をしているの?どんなところに住んでいるの?趣味は?などその人に関すること、話し始めてみると話す話題はたくさんあるので、いっぱいコミュニケーションをとって相手のことを知りましょう!

 

ホストが終わったら

無事にホストが終わったら、Referencesで相手の評価をしましょう。(評価という言い方はあまり好みませんが)

こんな人柄でこんな事を一緒にして楽しかった。ということや、ゲストへのメッセージなどを記入します。

このホストやゲストからの評価はプロフィールで見れるので、今後他のCouchsurfingのメンバーが参考にしたりします。

 

以上が旅行者をホストするまでの流れです。

 

興味のある方は是非Couchsurfingを始めてみてくださいね!

楽しみながら英語を習得できるおすすめ無料アプリ3選!

こんにちは。

 

今回は私が使っているおすすめの英語関連アプリを3つご紹介したいと思います。

英語「関連」としているのは、TOEIC対策などのゴリゴリの英語学習アプリではなく、趣味としての英語という感じの方が強く、楽しみながら英語の勉強にもなるであろうと思うものだからです。

(上手く説明出来ないので、まずはご覧下さい。笑)

 

 

① TED

趣味 ★★★★☆

勉強 ★★★☆☆

強化できること: リスニング

 

様々な分野の専門家による世界的な講演会を開催しているTEDのアプリです。

 

講演の内容そのものが面白く勉強になる

TEDにはビルゲイツなど多くの著名人も登壇しており、アートやビジネス、テクノロジーや政治社会などの幅広い分野からたくさんの興味深いプレゼンテーションが配信されています。純粋にプレゼンテーションの内容そのものも楽しむことができ、知的好奇心が刺激されます。

 

英語の勉強にも適した字幕機能

字幕なしで視聴できるのはもちろん、英語字幕付きでも見れますし、日本語の字幕付きで見られるプレゼンテーションもあります。自分のレベルに合わせて視聴できるのが嬉しいポイントです。

 

いろいろな分野の知識を得ることができ、興味を広げながら、英語の勉強もできちゃうおすすめのアプリです。

 

②HelloTalk

趣味 ★★★☆☆

勉強 ★★★★☆

強化できること: リーディング ライティング

 

HelloTalkは言語交換アプリで、母国語と学びたい言語を登録することで、言語を教えあうことが出来る人をマッチングしてくれます。

(英語を学びたい日本人と、日本語を学びたいアメリカ人がお互いの言語を教えあうというイメージです。)

 

英語学習に適した機能が満載

このアプリのすごいところは、翻訳機能と相手の間違った文章を正してあげられる訂正機能がついているところです。

 

翻訳機能は文章を長押しして翻訳ボタンを押すだけで翻訳されるので、アプリを閉じて自分でいちいちコピペで翻訳するという面倒な作業をしなくて良いので、英語を勉強するのに億劫になりません。

 

また英文を訂正するのも、普通に海外の方とメッセージのやりとりをするとき、わざわざ訂正してくれる人はそう多くはありません。

こちらのアプリは「言語交換=言語を教えあう」ことが目的ですので、積極的に冠詞や前置詞などの細かい文法を訂正してくれる人もいます。訂正の精度は相手にもよりますが、真面目に文章を訂正してくれる人だと、本当に勉強になります。

 

楽しみながら自然に英語習得できる

このアプリの良いところは、言語を習得したいという同じ目的をもった者同士の交流アプリでありながら、勉強をしているという感じではなく、友人にメッセージを送る感覚でたわいもない内容を英語でやり取りをしているついでにお互いの文章を添削し自然と英語が上達していっているという感覚です。このように楽しんで英語を習得出来るところが魅力です。

 

英語を習得するには(英語だけに限らずですが)、真面目に勉強して上達するというよりは、まずは楽しむこと、コミュニケーションを取ることって面白いなと思うことが一番大切だと思うんです。

そういう意味でも、勉強寄りのアプリではありますが、海外の方との会話を楽しむという趣味のようなラフな感じで利用するのもおすすめです。

 

③Couchsurfing

趣味 ★★★★☆

勉強 ★★☆☆☆

強化できること: リスニング スピーキング

 

CouchsurfingはAirbnbの無償提供バージョンといいますか、海外旅行者を無料で宿泊させてあげたり、自分が旅行に行った際に無料で宿を提供してもらったり、現地の人と交流したりする国際交流サービスのアプリですので、アプリの中だけで完結ではなく、実際に海外の方に会う方がメインです。

なのでハードルは高めですが、海外の友達を作りたい!交流がしたい!スピーキングやリスニングのスキルを高めたい!という方にはおすすめです。

 

イベント参加から始めてみるのもおすすめ

とは言え、いきなり知らない人を家に泊めるというのはやはり不安が大きいでしょう。

そんな方は、泊めることはNGでも、日本を案内したり、一緒にお茶やご飯をしたりなど、会うだけでもオッケーです。

またCouchsurfingには個人が企画しているイベントも多くあり、近くで開催されているイベント情報が表示されるので参加ボタンを押して気軽に参加することができます。

イベント例でいうと「◯月◯日、◯時から◯◯公園でお花見を開催します!」という感じです。

個人的に会うのは不安という方にはイベント参加から始めてみるのもおすすめです。

 

英会話教室やオンライン英会話など様々なサービスもありますが「勉強をしている感」が強くなく、普通の会話を楽しみながら英語が身につく点や、無料でできるところが魅力的です。

 

最後に

いかがでしたでしょうか?

英語を楽しみながら勉強したい人、趣味の英語を日常でもっと使いたいと思っている人、いろんな方の参考になれば幸いです!